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地方自治体でのeスポーツ推進 群馬県から見る活用のかたち



はじめに

 近年、eスポーツは急速に世界中で人気を獲得しており、プロゲーマーの活躍や大規模なトーナメントが注目を集めています。令和5年(2023年)6月には千葉県千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAや幕張メッセで、人気タクティカルFPSシューター「VALORANT」の世界大会「VALORANT Champions Tour Masters Tokyo」が開催され、話題を呼びました。このeスポーツブームは地方自治体にも大きな可能性をもたらしており、地域の振興や若者の支援に新たな道を開いています。今回は群馬県を例にeスポーツに関する取り組みを見ていきます。


群馬県のeスポーツへの取り組み

 群馬県はeスポーツ・クリエイティブ推進課という専門部署を群馬県庁内に設置し、積極的にeスポーツの推進に取り組んでいます。この理由について、群馬県は「eスポーツを活用し、本県の産業や経済の活性化を図るとともに、若者や障がい者をはじめとした県民の活躍の場の創出、コンピューターに対する知識や理解を通じたIT人材の輩出につなげるなど、群馬の経済的・文化的な発展を実現するため」と説明しています。

※群馬県HPから引用


 続いて、実際の取り組みを見ていきましょう。群馬県と群馬県商工会議所連合会、群馬県商工会連合会、群馬県産業支援機構でつくる実行委員会の主催で、県内企業によるeスポーツリーグ対抗戦「群馬県企業等対抗社会人eスポーツリーグ(GUNMA LEAGUE)」を令和3年(2021年)に立ち上げました。GUNMA LEAGUEは令和5年(2023年)度まで継続して開催され、一過性のものにならない取り組みとなっています。


 さらに単純なeスポーツ推進に留まらない多角的な事業を展開しています。eスポーツが好きな方は戦略的な思考や粘り強さを持っているとされ、サイバーセキュリティ人材に求められるスキルとの親和性が高いとされています。このことをフックに、eスポーツに関心のある就職氷河期世代向けの就労支援事業としてサイバーセキュリティ研修を開催。定員に達して募集を停止するなど、好評を博しました。また60歳以上のシニア層を対象にしたeスポーツ大会や障がいのある方を対象にしたeスポーツ体験会を開催するなど、多世代交流やフレイル(虚弱)予防社会参加のツールとしても活用しています。


まとめ

 大規模な屋外スタジアムのような箱物が必要なものではなく、PCやインターネット環境があれば最低限活動ができるeスポーツは大規模なスペースを有さない高齢者施設や自治体にとっても地域振興策として大きな光になる可能性があります。今後、eスポーツが自治体政策のトレンドとなることも考えられます。グローカル社では、自治体の情報を横断して一括検索できるツール「G-Finder」を活用したトレンドを見逃さない調査サービス「G-Finderレポート」を提供しています。自治体に関する調査や、自治体への提案・入札参加をご検討の方はお気軽にお問い合わせください。



執筆者 グローカル編集部

地方創生コンサルティング、SaaS/レポートサービスを通して地域活性化を支援する、グローカル株式会社の編集部。地域活性化を目指す事例や自治体・地域企業/中小企業のDX化に向けた取り組み、国の交付金・補助金の活用例を調査・研究し、ジャーナルを執筆しています。

グローカルは、国内全体・海外に展開する地方発の事業をつくり、自立的・持続的に成長する地域経済づくりに貢献します。






出典:

<群馬県HP:eスポーツについて>

<GUNMA LEAGUEHP:TOP>

<群馬県HP:就職氷河期世代向けサイバーセキュリティ研修 「eスポーツ好き必見!!ゼロから始めるセキュリティエンジニアへの道」中級研修 参加者募集>

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